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ものづくり(1) 税理士 嘉戸英二

東京大学ものづくり経営研究センター長の藤本隆宏氏は、その講演等で以下のように述べておられる。

ものづくりとは顧客へ向かう設計情報の良い流れをつくることである。
その本質はモノではなく設計だ。企業は、顧客を満足させる良い設計を創造し(開発)、その設計情報を媒体に転写し(生産)、顧客へ発信(販売)する。媒体が有形なら製造業、無形ならサービス業。
生産も開発も販売も、製造業も非製造業も合む広い概念だ。設計情報の良い流れ、つまり速く安く正確な流れを作るのがその基本である。」

ものづくりの本質は、顧客を満足させる設計情報の良い流れを作ることにあるという考えには共感できる。
我が社の、信頼・迅速・的確・効率といった重要なキーワードとも考えが重なる。

税理士業に照らし合わせると、税理士がお客様の所へ伺い、会社固有の問題等に対し、求めておられる回答や助言を的確につかみ、事務所に持帰り、良い設計創造をし、税法や会計規則等の法規に照らしつつ、迅速にその考えや試算表・経営分析等の情報として加工、転写し、再び税理士がお客様に可能な限りわかりやすく、有益な情報を発信するということであろうか。

設計者は、できうる限り、精通した経験者(税理士)であるべきである。
また、お客様との信頼関係が前提として存在しなくてはならないことはいうまでもない。次世代の上質な設計者を育て上げることが税理士法人の至上命題である。

藤本先生の考えはシンプルでありながら、決してぶれてはならない基本的な視点であると考える。

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