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利益の源泉は人 税理士 嘉戸英二

東大教授の岩井克人氏は、これからの会社の成長のかたちを次のような視点で述べておられる。

1.ヒトは大事

「工場に投資して大量生産をすれば利益が出る産業資本主義の時代は日本では終わった。ポスト産業資本主義の時代にもっとも重要なのは、他社との違いを連続的に生み出し続けられるかだ。そのためには良質な人材をどう確保・育成するかがカギになる。『ヒトは大事』というお題目は 従来もあったが、今後は利益の源泉が本当の意味で工場でなくヒトになる」

いかに、社会に資する差別化された経営ヴィジョンを連続して良質な人材によって生み出していくかという点がポイントとなる。

2.組織の多様化

「違いを生み出すための会社のあり方は多様化するし、これが一番という正解はない。資金調達のために株主を非常に重視する会社や、その一方で、米グーグルのように特別な株式を発行して、一般株主の影響が完全に及ばないような仕組みを作る会社もあるかもしれない。プロジェクトごとに人材が離合集散するなど、組織をそれほど重要視しなくなる会社も出るだろう。」

テクノロジーの進化により、比較的小資本で従来の会社形態にとらわれない新しいかたちのビジネスモデルが創出されるのかもしれない。そこで、核となるのはやはり差別化された経営ヴィジョンということであろうか。

3.長期雇用保障の強み

「運命共同体としての性格が強かった、かつての日本的な組織が全面的に復活することはあり得ない。ただ例えばトヨタ自動車のように、長期の雇用保障などで培った人的資産を強みにする会社は今後も残り続けるだろう。」

成果主義が主流となりつつある昨今では逆行となってしまうかもしれないが、積極的な意味での長期雇用による人的資産の確保は、ヴィジョンサポートにおいても重要であると考え、長期雇用に対し最大限の投資を行い、人的資産による知識、経験の集積の最大化を行い、サービス力の向上を図って行きたいと考えている。

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